最終更新日 2024年4月9日 by female
スマートフォンやタブレット端末は、現代的な生活の必需品です。
IT企業が製造と販売を行う主力製品と言えば、以前はパソコンでした。
今でも数多くのメーカーがデスクトップパソコンやノートパソコンを、独自に開発しています。
パソコンのニーズは健在であり、今後も需要が尽きる事はないでしょう。
飲食業界とITに精通している株式会社レモンカンパニーにスマホの普及についていろいろと聞いてきました。
スマートフォンやタブレット端末の普及
一方でスマートフォンやタブレット端末の普及によって、社会全体の需要はシフトし始めています。
これは世界的な流れであり、日本国内においても、パソコンよりもスマートフォンやタブレット端末を日常的に愛用する一般消費者が急増中です。
スマートフォンがなぜ、パソコンよりも一般消費者に愛用されているのか、その理由は非常にシンプルです。
デスクトップパソコンを快適に操作するためには、ある程度の学習が要ります。
基本的なパソコンスキルを予め学んでおかなければ、クリエイティブな作業やネットサーフィンなどが十分に楽しめません。
OSの仕様に慣れるのに、パソコンの場合、時間が掛かります。
専門用語を覚えたり、キーボード操作を学んだりと初心者の方々には少しハードルが高い作業かもしれません。
翻ってスマートフォンやタブレット端末は、複雑な操作は不要です。
同じ電子機器でもパソコンに比べて、ユーザビリティの高さが光ります。
初めて触る方々でも、どこを触ればどういった機能が使えるか、直感的に分かる仕様とデザインになっています。
パソコンを学ぶ事をかつて挫折したユーザーの方々でも、スマートフォンのアプリなら難なく使いこなす事が出来た、こういったケースが世間では珍しくありません。
機械に対して苦手意識を強く抱いている主婦や年配の方、学生の方々もスマートフォンやタブレットのアプリなら特別な技術や経験が不要なので、使い始めやすいです。
アプリ業界は数少ない国内の成長産業
世間的な需要の高まりを受けて、スマートフォンアプリの開発を専門に行うIT企業の数が、ここ数年で急激に増えて来ました。
元々はパソコンソフトや家庭用ゲーム機のソフトウェアを開発していた専門家や専門業者が、スマートフォンアプリの分野に軸足を移した、こういった事例が近年目立って来ました。
スマートフォンアプリの業界は、いわゆる数少ない国内の成長産業となります。
アプリ開発の方が、既存のソフトウェア開発に比べて低コストです。
パソコンソフトや家庭用ゲームソフトと比較すると、機能や用途が限定されています。
限られた人員と期間でも、高品質なスマートフォンアプリが開発可能です。
ベンチャー系のIT企業にとってもアプリ開発は、魅力的な市場です。
大企業のように潤沢な予算と経験豊富なスタッフ、そして充分な開発期間などが無くても、スマートフォンやタブレット端末の分野なら、勝算がある新規参入を果たせます。
大手のゲームメーカーも製品開発に乗り出している
大手のゲームメーカーも家庭用ゲーム機の開発と並行する形で、スマートフォンやタブレット端末向けの製品開発に乗り出しています。
特に若い世代を中心に、スマートフォンやタブレット端末をゲーム機の代わりとして利用する向きが強くなりました。
自社が一昔前に家庭用ゲーム機向けに販売した、名作RPGゲームをスマートフォンユーザー向けにリメイクして販売する、こういったビジネスモデルが流行っています。
既にハード自体が生産中止になったレトロなゲームソフトでも、実は潜在的な人気が高い作品が多々あるのです。
30代から40代のゲーマーは、今で言うところのレトロゲームのファンである事が多く、ドット絵で表現されたRPGやパズルゲームやシミュレーションゲームに特別な思い入れを持っています。
また最近の若い世代もまた、3Dでリアルに表現されたパソコンゲームだけではなく、古き良き時代を彷彿させる昭和のRPGゲームやアクションゲームに強い関心を持っています。
若い世代もまた気軽に遊べるレトロゲームに強い興味を持っているのです。
愛用するスマートフォンやタブレット端末でプレイできるなら、コストを支払ってでもダウンロード購入をすぐにしたい、こういった潜在的なニーズがあります。
大学生や高校生の間でも、最新の家庭用ゲーム機やパソコンのオンラインゲームは難易度が高すぎる、楽しむためには時間と技術が必要で遊びにくい、といった見方があります。
スマートフォンのゲームアプリは安価
家庭用ゲーム機のソフトに比べて、スマートフォンのゲームアプリは安価です。
節約志向が強い若年層でも低価格で販売出来るゲームアプリなら、購買意欲が旺盛です。
ゲームアプリ自体は完全に無料で公開し、ユーザーに自由にインストールしてもらう形にし、利益はゲーム内のダウンロードコンテンツやランダム型アイテムなどで確保する、こういったビジネスモデルを構築するゲーム系のIT企業が増えて来ました。
スマートフォンゲームアプリ開発は少ない資金で着手でき、元々人気があるキャラクターや過去にヒットしたシリーズの権利を所有するゲーム系IT企業なら、確実性の高いビジネスモデルが構築できます。
